住宅リフォームのリファイン。
全国のリフォーム会社をご紹介します。

エキスパートインタビュー

応募総数約600作品。
そのなかから地区審査会を経た作品が集められ、
全国審査会が行われました。
審査を担当したみなさんを特別取材。
リファイン大賞を振り返ってもらいました。

審査員紹介

  • 西濱浩次さん

    建築家
    (株)コンパス建築工房
    代表取締役

  • 田中寛子さん

    『Goodリフォーム』
    編集長

  • 藤本一彦さん

    パナソニック(株)
    エコソリューションズ
    デザインセンター
    グループマネージャー

誰もが秘めているリフォームの「ワンテーマ」 西濱 今回の応募作品を見て、「減築」が目立って増えてきたことに気づきました。以前は、リフォームといえば「より広く」「より大きく」という志向を伴うものでしたが、最近はコンパクトで機能的な住まいを求める方が増えてきましたね。
藤本 価値観が変わってきたということでしょうね。「減築」といってももちろん、ただ小さくするということではなく、新しい生活スタイルに合わせて、小さいなかで何ができるかをとことん追求し、新たな住空間をつくり上げるという発想です。例えば家の真ん中の部屋を中庭につくり変えるプランなどもありました。
田中 家族構成や生活スタイルの変化に合わせて家も変えていくということですね。必要なのは大きさなのか機能性なのか、あるいは別のものか。それぞれの方が「自分にとって住みやすい家」というもののイメージをしっかりともたれるようになったことを強く感じます。
明確に見えてくる「ワンテーマ」のある暮らし 西濱 人がリフォームに求めるものが、古くなったものを新しくするという「マイナスからゼロへ」ではなく、新しいプラスの価値観を生み出すもの、つまり自分たちのテーマを実現するためのリフォームに変わってきたのだと思います。
田中 箱としての家ではなく、「暮らし方」にポイントを置いたリフォームということですね。今回も、それぞれのリフォームに「ワンテーマ」が見えてきます。
藤本 例えば、とことんペットとの暮らしにこだわったリフォームもありましたね。絶対に既製の物件ではあり得ない自分仕様のプランづくりは、まさにリフォームの醍醐味でしょう。
西濱 テーマがはっきりしているほど、魅力的なリフォームが実現できます。今の、あるいはこれからの自分たちの暮らしに必要なもの、あったらうれしいものをどんどん加えていく、一方で、不要になったものは大胆に削っていく。そういう個性的なプランニングが求められていますね。
田中 いわゆる「ビフォー」から「アフター」への変化感が家や間取りの変化だけではなくて毎日の生活の変化につながることが大事なのだと思います。
藤本 リフォームによって劇的に使い心地や気持ちよさがアップしたり、自慢の一角ができあがったことで家族のコミュニケーションがこれまで以上にとれるようになったり、そういう変化はとても大事なポイントですね。
高まる、自然素材への関心 西濱 応募作品を見ていて、自然素材への関心が高まっていることにも気づきました。壁や床や天井などにも昔ながらの素材や木材の使用が若い世代にも好まれているようです。
藤本 自然素材は使い込んでいく楽しみがあります。手をかけながら長く住み継いでいきたいと考える人が増えたのもひとつの理由でしょう。
田中 それに加えて、震災以降、多くの人の心に芽生えた「エコ」志向もあるのでしょうね。電気やガスなどのエネルギーをなるべく使わない工夫を昔の家のよさから学ぼうという気持ちがあるように思います。
西濱 昔からあるものをそのままもってくるのではなくて、現代風のデザインとの融合を考えて違和感なくマッチングできるような商品開発が今後はますます求められますね。
オリジナルプランの実現を、中古住宅で 田中 中古住宅を購入して、リフォームする人も増えました。消費者の選択として「中古を買ってリフォーム」ということが一般化してきたことを実感しています。
西濱 中古のリフォームには、新築の建売やマンションにはないプランを実現できる楽しさがありますよね。一度に全部を直すのではなく、少しずつリフォームを繰り返す人も増えています。
藤本 やはりここでも「自分たちのテーマ」をもった人が多くなったことを感じますね。住宅に関する情報が増えて選択肢が豊富になったことで既製のものではないオリジナルのプランに注目が集まっています。
田中 古いものを直して住むというだけではなく、プラスアルファの生活スタイルを実現する楽しみですね。
新しいキーワードは、「人と集う」 藤本 もう一つ気づいたことですが、人と人のつながりを大切にしようという気持ちの高まりが、リフォームのプランからも感じ取れるように思いました。
西濱 家族のつながりを深めるものとしてのキッチン・ダイニング・リビングのリフォームも多くありましたし、お客様を迎えるための開放的なスペースづくりの例などもありました。
田中 外構(エクステリア)のリフォームも増えてきましたね。家のなかだけで生活を完結させるのではなく、周りとの関わりも大切にしていこうという想いが感じられます。「人と集う」という同じ目的に対しても、それぞれ違ったリフォームの方向性があるのですね。
西濱 それぞれの個性を活かしたプランが実現できるということが、リフォームの素晴らしいところです。リフォームには、さらにいろいろな可能性がありますから、ますます注目が集まっていくでしょうね。

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